音楽雑文集


by yyra87gata

つま恋2006

9月21日
近づいて参りましたね。  
つま恋。
拓郎を追い続け早や30年。
親と学校をだまし、単独で篠島なる場所まで行き、オールナイトコンサートを体験した中3の夏。私の最初の冒険でした。
それから拓郎のツアーは欠かさず参加。途切れることなく今の今まで来てしまいました。

音楽的にどうこう言うのではないのです。
彼の魅力・・・何なのでしょうか?

最初に見たものを親と思ってしまう、あの感覚。
歌謡曲以外で初めて衝撃を受けた音楽が拓郎だったのかなぁ、と思う今日この頃です。

それは、親戚の家にあったレコード。
アルバム「元気です。」とシングル盤「イメージの詩」でした。
小学6年生の僕は、わけのわからない長い字余りの歌に感動したものでした。
その家には、かぐや姫もあったけど、拓郎を聞き続けていました。

ギターを弾くきっかけとなった『ともだち』(1972)
弾き語りで悦に浸れる『今はまだ人生を語らず』(1974)
彼女に暗いと言われた『明日に向かって走れ』(1976)
篠島の思い出がたくさん詰まっている『TOUR’79』(1979)
親とけんかして、家を出た時も持っていた『アジアの片隅で』(1980)
・・・・

なんだか、想いが募るな・・・

当日は雨が降ると思います。
そんなアクシデントも楽しみたいな。
さあて、と。体が暖まってきましたよ。



9月23日(土)

d0286848_1051116.jpg

 行ってきました。
オジサンとオバサンの祭典。3万5千人が狂喜乱舞でした。
私なんか若輩者でしたよ。・・・みんな50代に見えた。
運営者側のほうが若いから、会場スタッフのお兄ちゃん(アルバイト)の段取りの悪さがあっても、大人の対応をしていました。だって自分たちの息子や娘みたいな存在ですからね。

 但し、マナーの悪い大人たちも多かったですね。
「横入り」「喫煙場所以外の喫煙」「演奏が始まっているのにでかい声でおしゃべり」「何度も注意されているのに撮影をやめない」・・・。それを若いスタッフが注意する。

大勢の「心ある大人」はちゃんとゴミを指定場所に捨てましたが、少数の「大人」は・・・。食い散らかしたゴミの山を平気に置いていく。それを片付ける若いスタッフ。
せっかくのお祭りが台無しです。

 確かにコンサートの段取りは最低でした。
観客の安全を最優先に考えた上でのことでしょうが、あまりにも観客に体力的に負担を強いるものでした。
そして、飲食販売の仕切りの悪さでせっかくの演奏を見逃す人が続出。ブーイングを浴びていました。

 しかし、それを含めてもコンサートは良いものでした。
過去を振り返り、癒しの時間を作った「かぐや姫」と
過去から今、そして未来を見据える「吉田拓郎」のコントラストは、観ているものに感動を与えていました。
拓郎の選曲に不満の声が上がっているとも聞きます。
もっと古い歌をやって欲しかった、と。
私はそう思いません。
あれはあれで拓郎の今の姿です。過去を振り返ることしかできない「かぐや姫」とは違うのです。

 私が一番感動したことは、拓郎の弾き語りでした。
ギターとハーモニカで3万5千人を魅了したとか中島みゆきの「ファイト」が良かったということではありません。
肺がんの手術からの帰還。肺の何分の一かを摘出し、肺活量の低下により、歌える歌の選別を余儀なくされたこと。そして、ビッグバンドを従えての復活。
でも、弾き語りはここ数年遠ざかっていた事実。

その弾き語りをつま恋という場所で行なったこと。そして「ファイト」の選曲は、拓郎自身、見ている者、全員の応援歌だったこと。
拓郎の声を振り絞って歌う姿を見ていたら
「ああ、本当に元気になったな」と心から思い、思わず涙が出そうになりました。
私は本当に拓郎が好きなんだ、と思いました。

 私は恥も外聞もなく盛り上がっておりました。
今回は普通のコンサートではありません。お祭りなのです。
全てを受け入れ、楽しんじまったほうが勝ちなのです。
家内の横で踊り狂っておりました。
楽しかった!おかげで鼻の頭は日焼けで真っ赤です。
祭は終わりました。
いろいろあった祭でしたが、また明日からがんばろうと思います。

誰だ!雨が降ると言ったやつは!

d0286848_1050244.jpg
d0286848_10494527.jpg



2006年9月24日  花形
[PR]
by yyra87gata | 2012-12-23 10:53 | 音楽コラム | Comments(0)