音楽雑文集


by yyra87gata

Superfly アンコールツアー 2008「Rock'N'Roll Show Vol.II」

 
d0286848_14364829.jpg
 11月8日、9日と2日連続でSuperflyのコンサートに行ってまいりました。
8日は渋谷C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)、9日は道を挟んでNHKホールであります。
偶然見たテレビでの歌唱が忘れられないものとなり、即CDを購入したのが今年の6月頃。
7月のライブハウスツアーのチケットを取ろうにもNet抽選には外れるし電話予約はぜんぜんつながらない。これはもうファンクラブ入会しかないと思い、43歳にして初めてファンクラブなるものに入会、その甲斐あってか、秋のツアーの東京公演のチケットが入手できました。恐るべしファンクラブ!

 さて、公演ですが・・・2日間参加することができて本当に良かったと思っております。
渋谷C.C.Lemonホールにおいては(言いづらい!私の頃は渋公です!)、初めて観るSuperflyに対してミュージシャンの側から見ておりました。一緒に行った幹ちゃんもミュージシャンなのでそういう気持ちになっていたのかもしれませんが・・・。
もちろん鳥肌もののヴォーカルやしっかりとしたリズム隊に深く感動はしておりましたが、久しぶりのロックンロールショーに期待しながらもどこか妙に構えて見ておりました。まぁ、志帆さんやオーディエンスが自分の娘といっても良いくらい歳が離れているわけですので、見守る気持ちもあったかもしれません。
ただ、そんな中でも何度となく鼻の奥がキュンとなり、感涙の場面もしばしばありました。
今年一番聞き込んだアルバムである「Superfly」が目の前で再現され、想像以上のパフォーマンスに満足した夜でありました。
但し、残念だったことはホールの音がいまいち。こんなに悪かったかと思うくらい音像がはっきりしていないのです。ベースのパワフルな音がみんなつぶれて聞こえてしまい、ちょっともったいないかなぁと。また、下手側のギター(巧さん)のギターの音量もちょっと小さかった気がします。
しかし、そんなことよりもすべてを包む志帆さんのヴォーカルは最後まで圧巻でしたね。
44歳と43歳の男は歌を上手く歌うことはもちろん、体力をつけようと誓った夜でした。

 NHKホールは長女と行きました。彼女は小学1年生の頃、山下達郎をこのNHKホールで観ております。しかし、それは私に連れて来られたコンサートなので達郎が好きだったというわけではないかもしれません。長女には、せいぜいラジオでお誕生日メッセージをくれるおじさんという印象しかなかったようです(達郎さんはラジオでお誕生日メッセージを贈るコーナーを持っており、うちの家族は毎回読まれるのです)。

 さて、そんな長女ですが今回は自分が好きになったミュージシャンの最初のコンサートです。NHKホールでのSuperflyは昨日の渋谷C.C.Lemonホールと比べると撮影も入っていたせいか、落ち着いた演奏という印象でした。もちろんグルーヴはマックスですが、要所要所をしっかり押さえた演奏だった気がします。
音についても段違いに良く、ベースラインがクリアに聴こえましたし、巧さんのフレーズがグッと押し出されてロックしてました。
 奇もてらいも無くピュアなロックンロールショー。プレイヤーもSuperflyの世界観をしっかりと表現していました。あの頃のロックに必要なアイテムは全て拘って揃えていたことにも満足しました。ギブソン系とフェンダー系にはっきり分かれたエレクトリックギター。アコースティックはマーチンではなくギブソン。ベースはプレシジョン。キーボードはハモンドオルガンにレズリースピーカーをぶんぶん回し、フェンダーローズやウーリッツァーの音がそこかしこに聴こえます。ドラムもでかいタムが目立つ3点セットにやる気が感じられました。
舞台セットもバックのワインカラーのカーテンはサンフランシスコのウィンターランドを思わせました。もうあの頃の雰囲気がビンビン伝わってきます。ここまでやって決して古臭くないヴォーカルが最高なのであります。ここで古臭い歌い方をされるとただの懐古趣味のバンドになってしまいますからね。
私も長女もアホになって盛り上がっておりました。やっぱりロックは騒いでナンボです。
ラストの「I Remember」は、私がSuperflyを初めて認識した歌。寝床の中で携帯電話の小さな画面から出てくるあの声量に度肝を抜かれ飛び起き、正座して小さな画面を凝視したあの日を思い出しながら聴いていました。
必死に何かをこらえながら歌う志帆さんが最後の「Thank you everybody・・・!」とソロで歌い上げ、無音になる大会場にロックの醍醐味を見ました。
そして最後の音が決まった瞬間にあふれ出した涙は、長いツアーからの緊張が解けた安堵の涙とともに怒涛の1年を駆け巡ったSuperflyの成長の証だったのではないでしょうか。

 帰り道。中学1年生でこんなすばらしいコンサートに行ったら、この後どうなるんだろうと、本人が上気した顔で言っておりました。半端なコンサートじゃ満足できないかもしれません。
因みに私も中学1年がコンサート初体験でしたが、「榊原郁恵のデビューコンサート」だったもんなぁ。あ、決して郁恵ちゃんが悪いって言っているわけではありません。とても良いものでしたよ。握手もしてもらっていい思い出。

 こうやって今は少し冷静に書いておりますが、コンサート直後から私は長女以上に盛り上がってこの2日間ずっとSuperflyしか聴いてません。早くニューアルバムが聴きたいですね。
そして、次のツアーが楽しみであります。

2008年11月10日
花形
[PR]
by yyra87gata | 2012-12-26 14:37 | コンサートレビュー | Comments(0)