音楽雑文集


by yyra87gata

楽器屋の風景

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 ・所狭しとギターやベースが壁に掛けられ、入り組んだ店内・・・地震がきたら逃げ場は無いね。

・ギターの試奏をしていると目に留まった貼り紙。
 “「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「天国への階段」禁止”の文字。
世代を超えても、相変わらずギター小僧が弾くんだろうね。アタシが中学の頃は「ブルー・ラグーン禁止」の文字も見たこともあったね。

・店員さんはみんなミュージシャン予備軍なのかね。みんなヘビメタ兄ちゃんに見える。ロングヘアーに汚ねぇコンバース。パンツはスリムのジーンズだね。
だから、私がギターを試奏するときゆったりとしたブルーズなんて弾こうものなら、鼻でフンと笑われそう。でもアコースティックでヘビメタはできんしねぇ。

・ギターを試奏する時、昔は結構緊張したもの。わかったような顔をしながら、店員さんの説明を聞き流し、緊張する手でフレーズを奏でる。当時はMartinやGibsonなんてショーケースに飾られていて滅多に触ることができなかった。
だから弾きたくも無いYAMAHAやMorrisあたりのフォークギターをジャカジャカストロークしていた。そりゃそうだ、中学生なんかにMartinなんて触らせてくれないよ。

・しかし、最近はブランドギターの敷居が低くなったね。
誰でもFenderというロゴのギターを持つことができる時代だ。Gibsonだって手頃な価格になっている。
みんな緊張感無く手にとって見ることができる。私が学生の頃はホント、輸入メーカーはショーケースの中の楽器だったよ。
やっぱりFender Japanが一番の罪だと思うね。Fenderは選ばれし者しか弾いちゃいけなかったんだよ。

・高校の文化祭で身の程知らずのボンボンの馬鹿野郎が、親に買ってもらったFenderなんかを弾いていると、よく「おめぇの腕でFenderかよ!Fenderが泣いてるぞ!」なんて野次が飛んだものだ。

・でも、最近のFender Japanはとても出来が良いらしいね。 音も良いらしい。でもなぁ、車で言うところのエンブレム・チューンみたいなもんや!
やっぱ、まがいもんみたいで好きになれんね。
Grecoの良さってあったんだけどなぁ。
Fenderじゃなく、あえてGrecoを選ぶ、なんてね。

・楽器屋に入ると新品の楽器より中古品に目が行く。新品の良さも理解できるが、特に生楽器はいい音になるまでに時間がかかりそうで・・・私にはそんなに時間は残されていないのだ。

・エフェクターを買うときなかなか音のチェックがしづらいよね。こっちは何台も並べて比べたいのに、そういうニーズにはなかなか応えてくれない。狭いスペースの中ではそんなことできないのかもしれないが、商品知識のある店員としっかり話をして購入を決めたいものだ。

・商品知識なんだけど、店員はもっと勉強して欲しいね。まぁ、自分の子供くらいの歳の店員もいるから、昔の話をしてもしょうがないんだけど、最近の楽器に関しては知っていてほしいね。ディスとーションとオーバードライブの違いを答えられる店員がどのくらいいるのかね。それから、最近よく「クランチサウンド」とかいう言葉を使う店員が多いけど、具体的に説明できる人がどんだけいるの~。

・楽器屋はアタシにとって宝石箱なんだよねぇ。だから、子供がおもちゃ売り場に行くのと一緒。ヴィンテージのレスポールやマーチンなんてずーっと見ていられる。昔、ショーケースの前でずーっと楽器を見ていたら、当時付き合っていた女に愛想をつかれて逃げられたことがあったなぁ。

・入りやすい楽器屋とそうでない楽器屋の違い・・・アタシは品揃えよりも店員を見るね。波長が合いやすそうな店員だと音楽談義もできるしね。
アタシがじじぃになってもきっと若い店員相手に楽器の話を聞いているんだろうな。んで、きっと、年金暮らしだから(年金って残っているのか?)、たいした買い物もできないので、毎日通うアタシは迷惑がられるんだろうね。

・だから楽器屋は、いくつになっても居心地の良い空間であってほしいですねぇ。

2009年2月6日
花形
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by yyra87gata | 2012-12-26 14:41 | 音楽コラム | Comments(0)