音楽雑文集


by yyra87gata

定番のモデル

 東京メトロは17日、銀座線に新型車両「1000系」を12年春から導入する、と発表した。1000系は、昭和2(1927)年に東洋初の地下鉄として同線が開業した際に導入し、“黄色い電車”として親しまれた「旧1000形」を彷彿とさせる車両デザインを採用する一方、消費電力の削減や乗り心地向上など最新技術を取り入れた。
~ヤフー・ニュースより

 デザインの学術的なことは良くわからないが、レトロ調のデザインは乗客が郷愁の想いを想起させる狙いがあり、最初に世に出たものは、永遠のものとして存在していくものなのだろう。
新幹線だって0系は忘れられない形だしね。

 ギターやベースだってそうだよね。
フェンダー社もギブソン社も毎年新たなモデルを発表するが、ヴィンテージシリーズやヒストリックコレクションなるモデルを出し、いかに50年代60年代のモデルに近づけるか、などという後退なのか進化なのかわからない商品を毎年出している。これって、企業的に見て進化しているのかね。
ニューモデルがレスポール1959年モデルのレプリカってのも、どうかと思うしね。

 定番という言葉が存在する以上、それをちょっとずつ進化させても結局は元に戻ってしまう。また、定番のデザインがあまりに完成度が高いと先の楽器のような現象になってしまう。
やっぱりストラトやテレキャスはオリジナルが一番だと思う人間からすると、バレットとかサイクロンってどうなのよ・・・って思うし、ましてやジャガーやマスタングを昔から知っている人間にしてみたら、ジャグスタングなんて・・・ね。

 ギブソン社もSGなんて今じゃ定番だけど1950年代後期になってレスポールモデルの売上が落ち込み、1961年に後継機種で登場したモデルは、あまりのフルモデルチェンジぶりにユーザーを戸惑わせたようだ。そして、程なくしてレスポールモデルの名はレスポール氏との契約問題により解消されSGというモデルになった(なんでもレスポール氏はSGのスタイルを見てあまりの不恰好さに怒ったそうである)。
でも、そんなSGだって今じゃ定番。
ギブソン社のほかのエレクトリックといったら、ES335あたりのセミアコ系やその他フルアコ系、フライングV、エクスプローラー、ファイアーバードあたりが定番かね。
そこら辺はなぜか落ち着くけど、いきなりモダーンとか、RDアーティストとか出されるとびっくりするし、マローダなんてね・・・。そういえば、ナイトホークってのもあったね。レスポールのできそこないいみたいなやつ(ファンがいたらごめん)。

ま、銀座線のモデルチェンジから楽器を語るなんてことにまでなったけど、けっこうこういう話はすぐ出てくるね。

決して保守的な発言をしているわけではないのだが、定番はやっぱり定番なのだ。

d0286848_12522882.jpg

2011年2月20日 花形
[PR]
by yyra87gata | 2012-12-27 12:53 | 音楽コラム | Comments(0)